第4回生物統計セミナー in TOKYO 詳細
イベント概要
- イベント名称
- 第4回生物統計セミナー in TOKYO 「観察研究データの解析」
- 主催
- 一般社団法人ARO協議会
- 日程
- 2017年2月4日(土)
- 時間
- 14:00-17:00
- 会場
- コンファレンススクエア エムプラス 1F「サクセス」
- 会場住所
- 〒100-0005 千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル
- 会場URL
- http://www.marunouchi-hc.jp/emplus/access.html
- セミナーの趣旨
- 主に観察研究データの解析についての理解を深めていただくことを目的として
本セミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
- 代表者・役職
- 京都府立医科大学大学院医学研究科 生物統計学 教授
- 代表者氏名
- 手良向 聡
- 会費
- 会 員 10,000 円
非会員 20,000 円
- 定員
- 先着50名(申込順)
- 参加申し込み方法
- お名前、所属、部署、メールアドレス、電話番号を明記いただき、メールでお申込み下さい。
件名は、「 第4回 生物統計セミナー in TOKYO 参加申込」としてください。
送信先メールアドレス:arosec★aro.or.jp
(★を@に置き換えて下さい)
締め切り:2017/1/20(金)
プログラム
司会
京都府立医科大学大学院医学研究科生物統計学 教授 手良向 聡
14:00-15:20
1. 観察研究データにおける交絡調整の方法
横浜市立大学大学院医学研究科臨床統計学 准教授 田栗 正隆
治療法のランダム割付を伴うランダム化比較試験と異なり、観察研究においては、治療とエンドポイントの両者に関連する第三の要因による交絡が治療効果を推定する際に大きな問題となります。例えば、生存期間をエンドポイントとするがんの臨床研究において、試験治療群と対照治療群で重症度が異なる場合、単純な群間比較では正しい治療効果を推定できない可能性があります。
本発表では、観察研究における交絡の調整方法について、近年使用例が増えている傾向スコアを用いた方法を含めて、事例に基づいてできるだけ分かりやすく解説を行います。
15:30-17:00
2. 観察研究データを用いた予測モデルの構築
東京大学大学院医学系研究科生物統計学分野 准教授 大庭 幸治
治療効果を正しく推定することを目的とした解析以外で、観察研究データを用いて多く行われる解析の1つが予測モデルの構築です。予測モデルの構築に際しては、一般には複数の予測因子を組み合わせることになりますが、どの因子をどのように組み合わせてモデルを構築するのか、構築された予測モデルの妥当性をどのように評価するのかなど、悩ましい点が多くあります。
本発表では、2015年に発表された予測モデルに関する報告の透明性向上を目指したTRIPODガイドラインを踏まえて、予測モデル構築方法について分かりやすく解説を行います。